3分で学ぶスポーツビジネス/マーケティングブログ

島根県出身。某K大学を卒業後、IT業界に勤めるアラサーのブログ。将来的にスポーツビジネスへの転職を目論み、日々情報収集を行っています。その整理・アウトプットとして記しています。

新興スポーツの成功にはテクノロジーだけでは不十分

本日の英語記事を紹介していきたいと思います。
タイトルが少し強烈ですが、スポーツビジネスにおけるgeneralな内容ですので自分自身の復習にもなりました(だんだんと文中にも英語が混ざってきていますが、あしからず)。
本日のsource
前提として、ここでいう「成功」とは単に普及だけではなく、長期的に収益化まで至っているということにします。
 

テクノロジーがスポーツにもたらす利点

タイトルは"Emerging Sports Need More Than Technology to Succeed"、つまり「テクノロジーだけでは不十分」ということではあるものの冒頭では新興スポーツの事例を挙げながらその利点に触れています。
  • esports:今や1,000億円超の市場
  • drone racing:単なる趣味から今や国際リーグやプロリーグがあり、ファンベースも固まってきているほど発展
  • Speedgate:既存スポーツをもとにAIが考案したスポーツ、普及する可能性あり
ちなみに、Speedgateとは↓
 
テクノロジーの進化によりスポーツのプレーだけでなく、観戦・視聴・収益化やルール、ガバナンス等にまで幅広く変化をもたらします。
The way that sports are played, viewed, broadcast, monetized, and regulated are all being revolutionized by the deployment of technological innovations.
 

新興スポーツの失敗例

記事では、失敗例としてAlliance of American Football(AAF)を挙げています。AAFとは、2019年2月に発足した新しいアメリカンフットボールのプロリーグです。
アメフトというと誰もがご存知、NFLがあるなかで新リーグの立ち上げ(過去にもいくつか同様のtryがあったようですが)は、それこそテクノロジーの部分で注目を浴びていたようです。その代表例が"sports wagering/betting"、つまりスポーツ賭博サービスでした。AAFの提供するアプリでライブ映像やデータを提供し、賭博を行えるようになっており、"fan engagement"においても注目されていました。
しかし、(具体的な要因の記述はなかったですが)AAFはテクノロジーに過度に依存するあまり、スポーツビジネスの基本がおざなりとなり2ヶ月あまりでリーグがsustainしてしまいます。
 

新興スポーツの成功には何が必要か?

それでは、(emergingかどうかに限らずだと思いますが)スポーツの繁栄には何が必要なのでしょうか。記事によると、下記の4点が挙げられています。
MLSのようにsingle-entityか、はたまた4大スポーツ(MLB、NFL、NBA、NHL)のようにfranchise-basedなのか、のリーグ構造をどうするか、に始まり投資や税制、中央組織等を立ち上げ時だけでなく、そのスポーツ・リーグの発展を見据えて選択していく必要があります。いわゆる「制度設計」ですね。
 
IP assets
これは端的にいうと「権利」を的確に保護し、活用せよ、ということでしょう。リーグやチームの持つproperty、例えばロゴやマーク等の著作権、選手の肖像権を保護し、ライセンスビジネスとして活用していくことで収益化につながります。
 
Media and broadcast distribution
メディアに露出することで、認知を広めよ、ということでしょう。新興スポーツがテレビで露出することは難しいかもしれませんが、近年はネット配信のプラットフォームが整っています。このデジタル戦略をいかにブラッシュアップし、新しいファンを獲得できるかが肝になります。
 
Generating revenue
上記と切り離せないissueですが、稼げなければ長続きしません。マイナースポーツにせよメジャースポーツにせよ、これは長年の課題です。記事では、スポーツが普及しても、必ずしもmonetizeに至らない要因として、収益化とそのスポーツの権威や文化のmaintainが対立構造にある場合があると言及しています。
 

結局、AAFはなぜうまくいかなかったのか?

上記の記事だけでは釈然としない部分があり調べてみたのですが、こちらの記事に詳細が書かれていました。
確かに、最初の記事で具体的な記述はなかったものの、この記事をざっと読む限り、いわゆるスポーツビジネスの基本が成立していなかったことは何となくでも伺えるのではないでしょうか。
 
それでは、今週も残り2日間のお仕事がんばりましょう!
 

番外編(phrase)

  • emerging sports
  • monetize
  • IP(intellectual property) assets 
  • media and broadcast distribution
  • sports wagering