スポビズ研究所

スポーツビジネス勉強日記です。島根県出身で現在は相模原市在住。普段はSEをしているアラサーがスポーツビジネスについて語ります。

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【プロ野球・観客動員数】最もチケットが取りづらいのはどこ?倍率はなぜ高い?

悪天候な週末、いかがお過ごしでしょうか。プロ野球も1/3が経過し、交流戦に突入しています。本日は、ここまでの観客動員数から見える「最もチケットを入手しづらい球団」を調べてみたいと思います。
 

本記事における「チケットが取りづらい/倍率が高い」の基準

考え方は様々かと思いますが、ここでは「ホーム球場のキャパ、つまり収容人数に対してここまでの平均観客動員数」言い換えると「稼働率」で測ることとします。本来、1試合ごとの稼働率を算出するべきですが、ここでは「平均観客動員数/収容人数」としました。
チケット入手のプロセスに関しては球団ごとに異なりますし、それが「チケットの入手のしやすさ」にも影響しますが、あくまでもチケット入手の「倍率」でおおよその値を出しています。よって、観客動員数が多くても、甲子園球場のようにキャパシティが大きければ倍率は低くなり、横浜スタジアムなどのようにさほど収容人数が多くないチームでは倍率は高くなる傾向があります。
 
また、観客動員数のデータに関しては「プロ野球フリーク」から引っ張ってきています。
※6/7時点のデータです。
 

早速ですが、「プロ野球フリーク」のデータを基に結果を発表します

 

プロ野球フリークより入手可能なデータとインターネットで調査した各球場のキャパをもとに表にしてみると下記のようになります。

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※オリックスは「京セラドーム大阪」を基準としています。
※収容人数は100%正確とは限りませんが、おおよそ間違いない値だと思います。
みなさんのイメージと一致したでしょうか?中継を見ていると空席が目立つ球団、逆にいつも満席感のある球団など、イメージ通りでしたでしょうか?
 

意外とセ・リーグの方がまだまだ人気?

この数字を見て、私はちょっと驚きました。「なんだ、まだまだセ・リーグ人気じゃん」と。
近年、「実力のパ、人気のセ」どころか「実力のパ、人気もパ」という印象が強かったためです。逆にいえば、パ・リーグはまだまだ伸びしろがあるのか、フランチャイズ周辺の人口に対してホーム球場・スタジアムのキャパが大きいといえるでしょう。
メディアに出るニュースを見ていても「パ・リーグはビジネス面含め頑張っている」みたいな雰囲気がなんとなくありますが、まだまだセ・リーグも捨てたものではないですね。
まだまだ序盤ですし、今後ペナントレースの行方が決まってくる差が出てくるのでしょうが、プロ野球全体で見ても「稼働率」は高いと言えるのではないでしょうか。
 
また、DeNAや広島が今や「人気球団」のイメージが世間的には強いと思いますが「観客動員数」でいえばまだまだ巨人や阪神には及びません。しかし、スタジアムのキャパ(収容人数)をうまくコントロールしながら拡張し、「常に満員」でチケットが取りづらいという印象を与えることに成功している点は注目に値すると思います。
「チケットが取りづらい」となれば「早く買わなきゃ」と考えるので、その分シーズンシートや前売り券の比率が高まり、球団としては収益を計算しやすいメリットがあります。
 
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チケット入手が困難になるなか、取るべき対策とは?

ここからは「チケッティング」にも関連してくる話になります。人気球団の観戦チケットは人気向上に伴って「倍率」が上がり、チケット争奪戦が激しくなっています。球団としては、たとえばファンクラブの上位プランからチケット販売を優先するなどをしていますが、それでも不十分な部分は多いでしょう。チケットを早く確保したい焦りから、スケジュールが不確定ななかでも前売り券を入手したいファンも多いはず。
そこで今後期待されているのは、「リセール」の制度です。仮にスケジュールが合わなくなっても、公式サービスを通してであれば合法的に「再販(リセール)」できるのです。一次流通では手に入らなかったファンにもチャンスが生まれ、正規の価格で取引できれば双方にメリットのあるサービスとなります。転売で問題視されているのは、「非公式」かつ「高額で」取引されているからであり、公式のリセールサービスが生まれればこれらの問題を解決することが期待できます。
リセールサービスについては以下の記事もご参照ください。

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