スポーツビジネス勉強日記 | スポビズ研究所

スポーツビジネス勉強日記です。島根県出身で現在は相模原市在住。普段はSEをしているアラサーがスポーツビジネスについて語ります。

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【書籍】スポーツビジネスおすすめ本13選 ~2020年最新版~

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、自宅での時間が増え、オンラインや書籍で新しく何かを学ぶ機会も増えています。そのなかでも、スポーツビジネスに対する近年の関心向上から、スポーツビジネスを学んでみたい人も多いでしょう。オンラインのセミナー等に参加するにしても、何らかの予備知識があった方がより有意義な時間になります。時代とともに変化していくスポーツビジネスですが、やはり本では時代が変わっても重要で基本的な考え方や知識を学ぶことができます。

スポーツビジネスを学んでみたい方におすすめ本を13個ご紹介したいと思います。

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なぜ、スポーツビジネスを本で学ぶのか

スポーツビジネスを学びたいと考えている方にとって、その目的に対して効果的な方法はいくつかあると思います。特に最近活発なのが、スポーツビジネスに関するセミナーやスクールです。注目されているチームなどのビジネス的な取り組みやスポンサーシップの事例など、当事者から直接話を聞く機会も増えています。一方で、最新のスポーツビジネス事例について学べたものの、それを自身にどう転用すればよいか悩む人も多いのではないでしょうか。

私もそうですが、特にスポーツビジネスでの実務経験がなく、話を聞いて理解はできても肌感覚としてスッと入ってこない人は、スポーツビジネスの基本的な部分、あるいはビジネスとしての基本的な部分の理解が足りていない可能性もあるでしょう。コロナの影響でリアルなセミナーなどの開催が難しく、学びの場、あるいはスポーツビジネスのネットワーキングの場が確保しづらいなか、改めてスポーツビジネスあるいはその周辺の基礎からじっくり学ぶにあたり、やはりおすすめなのは「本」になります。

著者のさまざまな経験をぎゅっと1冊に凝縮し、それを数時間程度でインプットできるのは本にしかないメリットではないでしょうか。

 

スポーツビジネスそのものを学べる本

スポーツビジネスを学ぶにあたって、スポーツビジネスそのものと同じくらい「マーケティング」を学ぶことが重要です。ですが、まずは「スポーツビジネスそのものをとにかく知りたい」という方におすすめの書籍をご紹介します。

スポーツビジネスの"教科書"的1冊 『スポーツビジネス 最強の教科書』

まずは、スポーツビジネスの世界を俯瞰的に学べる1冊です。当ブログでも以前ご紹介しました。

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スポーツビジネスのビジネスモデルそのものや、海外の様々なプロスポーツ・リーグの事例、 メディアやスポンサー、グッズ/用具やスタジアムなど、事業ごとの解説もあり、まさに「入門」としておすすめの1冊です。

一番読まれている定番テキスト、待望の新版。 アマチュアからプロまで、はじめての本格的な入門書! 斯界の第一人者が、豊富な実例とともにエッセンスを体系的な知識として提示。

 

具体的なスポーツビジネス市場を知りたい方におすすめの1冊 『スポーツの経済学』

 

スポーツビジネスといっても、様々な事業があるなか、市場規模がどれくらいなのか気になりますよね。本書は、元プロ野球選手でもあり、球団ビジネスでも成果を残した小林至氏の著書です。欧米との比較も交えながら、ビジネスモデルの違いや市場規模等について知ることができる1冊です。

2015年に発刊した同名書の新装改定版。2019年のラグビーワルードカップに続き、翌20年の東京五輪、21年のワールドマスターズゲームズが日本で開催となる。こうした大規模なスポーツイベントが同一国で3年連続して開催されることは、世界でも例がない。

 

Bリーグの具体的事例から学ぶ 『稼ぐが全て』

上記2冊を読めば、スポーツビジネスについて何となく全体観は見えてくるでしょう。そうなると、今度は具体的なスポーツビジネスの現場を知りたくなります。

 

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得てして球団やクラブの事例に飛びつきがちですが、プロスポーツの根幹となる「リーグ」や「機構」について学ぶのがおすすめです。その点、プロ野球・Jリーグに次ぐプロスポーツに成長したBリーグの立ち上げについて生々しく書かれた本書を読むと、リーグがどのように運営され、プロスポーツを支えているかが見えてくると思います。今ではスポーツビジネスにおいてもさまざまな本が出版されていますが、そのなかでも「リーグ」経営の実務者による、リーグの立ち上げから成長までをここまで詳説している本はなかなかないでしょう。

2018年5月26日(土)。場所は横浜アリーナ。 B.LEAGUE2年目の最終試合である 年間優勝クラブ決定戦(B.LEAGUE FINAL)が行われた。 対戦するのは東京の雄・アルバルク東京 VS 最多入場者数・千葉ジェッツ。

 

横浜DeNAベイスターズの奇跡の球団改革『スポーツビジネスの教科書 常識の超え方 35歳球団社長の経営メソッド』

かつては「弱小球団」とされ、チームの弱さも相まって経営状況も悪く、TBSなどによる身売りが続いていたベイスターズ。DeNAの参入を機に、最年少の球団社長として池田純氏が就任します。

スポーツビジネス界特有のさまざまなしがらみもあるなかで、池田純氏主導の改革のもと、斬新なマーケティング施策などで「経営力強化→チーム力強化」というスパイラルを実現しました。まさに、スポーツビジネスを学ぶ人にとってお手本となる事例でもあり、これからスポーツビジネスを志す人にとっては必読の一冊です。

【ベイスターズを5年で再生させた 史上最年少球団社長が明かすマネジメントの極意】 ///////////////////////////////////////////////////////////////////// ビジネスパーソン必読! 球団経営はすべてのビジネスに通じる。

 

アメリカのスポーツビジネスでも変わったモデル?『MLSから学ぶスポーツマネジメント』

アメリカの4大プロスポーツといえば、NBA・MLB・NFL・NHLです。ヨーロッパと比較してもサッカーの人気は低く、後発組ながら今やアメリカのスポーツビジネスを語るうえでは欠かせない存在に成長したMLSは、アメリカの典型的なリーグモデルとは一線を画しています。国に根付いていないスポーツという位置づけから、いかにして成長を遂げたのか。日本人としてMLSに関わった著者が語るスポーツビジネスはどのようなものなのか。近年のスポーツビジネスへの理解を深めるうえで、必読の一冊です。

今、超サッカー大国へと変貌を遂げているアメリカ。 日本人で初めてMLSに勤務した著者が、その舞台裏を徹底解説!

 

最新のスタジアム・アリーナの動向が気になる?『スマート・ベニューハンドブック スタジアム・アリーナ構想を実現するプロセスとポイント』

政府が掲げるスポーツビジネス市場規模の15兆円の目標に向けて重要な位置づけになっているのが、スタジアムの充実化です。あるいは、日常のなかにスタジアムが溶け込むような多機能型の「スマート・べニュー」です。この構想を掲げている日本政策投資銀行による最新のスタジアム・アリーナに関する動向について詳しく解説されている一冊です。 

2020年を契機として、スポーツを通じた国内経済・地域活性化への期待が高まっている。その牽引役と位置付けられているのが、スポーツ施設を核とし、公共機能や商業施設を併設した多機能複合型の施設「スマート・べニュー」だ。この構想の提案者でもある日本政策投資銀行が、一書にまとめて世に問う。

 

今後のスポーツビジネスを知りたいあなたに『スポーツビジネス15兆円時代の到来』

著者は2019年のラグビーワールドカップの運営に携わった森貴信氏。その前は西武ライオンズやVファーレン・長崎の事業を支えてきた経験も持っており、スポーツビジネス界で広く活躍している方といえます。そんな森氏による、今後スポーツビジネスが目指してく15兆円時代について、具体的な事例も交えながら解説されています。

長らく競技者(選手)のものだった日本のスポーツは、新しいステージを迎え、今後より人びとの暮らしに密着したものになる。すでに起こっている事例を挙げつつ、人・モノ・カネの動きの実際と予想される未来を、スポーツビジネスの最前線で活躍する著者が語る。

 

アメリカのスポーツマーケティング最新情報を理解できる『アメリカのスポーツ現場に学ぶマーケティング戦略』

MLBチームのビジネスの現場にも帯同している筆者による、アメリカのスポーツビジネス・マーケティングを詳説している本です。アメリカの「4大リーグ」がいかに「試合」の価値を重視し、そのうえでの制度設計になっているか、あるいは各リーグを比較することによって見えてくるスポーツビジネス・マーケティングとしての視点を学習できます。大学の教授ということから、初心者にも分かりやすい内容でありつつ、現場の経験も練り込まれており、スポーツビジネスの市場規模が大きいアメリカから学ぶにはおすすめの本です。

MLBスプリングトレーニングキャンプに毎年参加し,スポーツが文化として地域に根付く現場に肌で触れ続けてきた著者が,最先端のスポーツビジネスの現状と仕組みをわかりやすく解説. 前書を上回る豊富な図版を用いて、最新事例を交えながら書かれた,生きたスポーツビジネスを学ぶための入門書.

 

ストーリーとしてスポーツビジネスを知りたいあなたに『ノーサイド・ゲーム』

これはいわゆるビジネス書ではなく、小説に属する本ではありますが、2019年に日本中が感動したラグビーワールドカップに関連して、ドラマや小説で『ノーサイドゲーム』に触れた方も多いでしょう。「プロスポーツ」からは離れますが、日本で多い「企業スポーツ」の厳しい現状について、君嶋GMの奮闘という物語を通じて学ぶことができます。また、リーグとしてどうあるべきか、つまり「リーグガバナンス」という観点でも学びの多いストーリーになっています。気軽にスポーツビジネスを勉強してみたいあなたに、その取っ掛かりとしてもおすすめの一冊です。

池井戸潤最新作!  経営戦略室から左遷された男が挑む――。 低迷ラグビー部を""経済的に""立て直せ! 

 

スポーツビジネスについて、約1万字で多角的に解説した記事もあるので、こちらも是非ご参照ください。

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マーケティングをスポーツビジネスに活かす本

スポーツビジネスの成功に欠かせないのが、「マーケティング」の視点です。スポーツ業界の外から学べることも多くあるでしょう。典型的なものが「エンタメ」ビジネスのなかで成功している企業のエッセンスを抽出し、スポーツビジネスに活かすことです。その観点でおすすめの本が以下です。

 

テーマパークのマーケティングからマーケティングの真髄を学ぶ 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』

開園当初は順調に入場者数や売上が伸びていたものの、ある時期から伸び悩み、経営危機にまで達していたUSJをP&Gからヘッドハンティングされた森岡氏が再建したプロセスをもとに、マーケティングの真髄を学べる一冊です。余談ですが、テーマパークビジネスとスポーツビジネスは共通する点が非常に多いです。

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 USJが一時転落した原因、その後復活し、むしろ売上がもっと伸びた要因から、スポーツビジネスに活かせるマーケティングの考え方を吸収できます。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

今、多くの日本企業が苦境に立たされているのはなぜか? それは技術志向に陥り、マーケティングができていないからだ。日本屈指のマーケターが、ビジネスを劇的に変えるマーケティングの基本をわかりやすく解説。

 

スポーツビジネスはファンビジネス! 『ファンベース』

こちらもスポーツビジネスとは直接関係のない本ですが、スポーツビジネスに関わる人として必読の一冊です。「ファンあってのプロ野球」と言われるように、スポーツ興行において「ファン」の存在は欠かせません。とはいえ、簡単に新規のファンを獲得することはできないので、「コアファン」の存在が重要で、そのコアファンが新しいファンを連れてきてくれます。その考え方を学ぶのにおすすめです。

人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。

 

 

なぜそのプロダクトが売れるのか?『ジョブ理論』

 プロスポーツチームのファンは、なぜスタジアムに運んでまで試合を見たいのか?テレビやインターネットで余暇の時間を投下してまでスポーツ中継に見入るのか?これらは、スポーツビジネスで収益を拡大していくうえで絶対に欠かせない問いです。「ジョブ理論」は、スポーツビジネスの本ではありませんが、ファンの心理や求めていること、なぜ生活のなかにスポーツを「雇用」するのか、を考えるうえで非常に役立つ一冊です。

 

現代のマーケティングを学べる『革命ファンファーレ』

最後は、「現代の革命家」とも評されるキングコング西野亮廣氏の『革命のファンファーレ』です。スポーツビジネスも広く捉えると「エンターテインメント」の領域に入りますが、この分野で圧倒的な結果を残し、今も最先端のビジネス・マーケティングを実践しています。コロナの影響もあり今やスタンダードになっている「クラウドファンディング」や、絵本の無料公開、オンラインサロンなどの取り組みを何年も前から成功させてきています。機能やクオリティでは差別化が図りにくい現代における「ファン」の作り方など、スポーツビジネスにも多分に活かせる内容が詰まっている一冊です。

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお金の作り方と使い方"と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。

 

いずれも、これからスポーツビジネスを学びたい人にとって有益な本となっています。また、今後も更新・追加していくので、チェックしてみてください!

 

スポーツビジネスをどう学ぶか

今回は、「本」に焦点を当ててスポーツビジネスの勉強に活かせるものを厳選してみました。冒頭でも触れたように、本を使ってスポーツビジネスを学ぶことももちろん有効です。一方で、近年はさまざまな企業・組織がスポーツビジネスに関する情報発信やセミナーの開催などをしており、学びの場は広がっています。単にイベントで講演を聴講しただけでは何にもつながらないですし、一方で身の回りの題材から自身の分野やスポーツビジネスに活かそうという意識があれば、学ぶ題材はたくさん転がっています。本はあくまでひとつの手段として、コロナ時代にスポーツビジネスに限らずどう学んでいくか、これは私も試行錯誤してみようと思います。

「スポーツビジネスとは」について私なりに詳しく解説した記事もチェックしてみてください。

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