スポビズ研究所

スポーツビジネス勉強日記です。島根県出身で現在は相模原市在住。普段はSEをしているアラサーがスポーツビジネスについて語ります。

『マーケティング・おすすめ本』初心者向け13冊|2021年最新版

日本は、よく「マーケティング後進国」と言われています。国土の狭い日本では、いわゆる「飛び込み」という言葉に代表されるように、足で稼ぐ営業が中心であったことが背景にあります。

一方、マーケティングが浸透しているアメリカは国土が広く、日本のようなやり方は通用しません。直接会えないなかでも「売れる仕組み」を作っていくことが重要であり、これだけマーケティングが発達しているのも頷けます。

本記事では、システムエンジニアを本業としつつマーケティングに興味を持ち、独学で学びながら、副業としてのマーケティング関連の仕事も獲得し始めている筆者が、初心者におすすめのマーケティング書籍をご紹介します。

 

マーケティング おすすめ本

マーケティング おすすめ本

 

 

マーケティングのおすすめ本・TOP5

結論ファーストで、まずはマーケティングのおすすめ本TOP5をご紹介します。

独学でマーケティングを学び、Webサイト運営などで成果を出せるようになってきた私のおすすめTOP5は以下です。

  1. 顧客起点マーケティング 西口一希著
  2. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 森岡毅著
  3. ジョブ理論 クリステンセン著
  4. グロービスMBAマーケティング グロービス経営大学院著
  5. 確率思考の戦略論 森岡毅著

マーケティング 初心者向けおすすめ本 TOP5

マーケティング 初心者向けおすすめ本 TOP5

顧客起点マーケティング」「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」はいずれも初心者向けに実例も交えつつ体系的に「マーケティングとは」を理解できる本です。

上記2冊はいずれも「顧客視点」の重要性を説いていますが、その「顧客視点」をより深堀りしたのが「ジョブ理論」といえます。

初心者というより、中級者以上を対象としていますが、「グロービスMBAマーケティング」は改めてマーケティングの基本をおさらいしながら、レベルアップを図るのにおすすめです。

そして、マーケティングについて学んだ知識を実践の場で戦略的に実行したい方には「確率思考の戦略論」は非常におすすめです。

 

【2021年最新情報】マーケティング・おすすめ本

2021年に新しく出版されたマーケティング本のうちおすすめの本をピックアップします。

 

「心」が分かるとモノが売れる

人は私達が思ってるほど合理的ではなく、「心」で動く。今やマーケティングの大原則となっている事実ですが、数々のCMを売上につなげてきた著者が、消費者の心をどう捉え、マーケティングに活かしたかを実例を交えながら解説しています。

実力マーケターにして有名クリエイター、実務家にしてグロービスMBA教授の筆者が分かりやすく「心」と「売れる」を解明する

 

プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

2021年7月28日に発売予定の新刊。現代のマーケティングにおいて、よく「お客さんを巻き込むことが大切」と言われています。そのひとつの形態が「プロセスエコノミー」です。

形だけプロセスエコノミーを取り入れても成功は難しいですが、その本質を捉えてマーケティングを実行することで突き抜けた成果に結びつけることも可能でしょう。

日本で初めて「プロセスエコノミー」を体系化した本として楽しみです。

完成品ではなく「制作過程」を売る! 〝良いモノ〟だけでは稼げない時代の新常識。プロセスエコノミーはこれからを生きる全ての人の武器になる。

 

世界&日本の販売戦略がイラストでわかる 最新マーケティング図鑑

豊富な図解やイラストを交えながら、最新のマーケティングトレンドについてわかりやすく解説。

これまでのテレビを主体とした戦略からSNSを活用した戦略へシフトしているマーケティングの基本から実践までが、イラスト図解でわかる入門書。デジタル時代に使える最新マーケティングと「売れる仕組み」がわかる一冊です。

 

「嵐」に学ぶマーケティングの本質

日本を代表するアイドル「嵐」がなぜ愛されているのか、マーケティング的な視点から解説しつつ、その本質に迫る一冊。表面的には目まぐるしく変わるマーケティングも、嵐を通じてそのエッセンスが見えてきます。

マーケティングの基本も最新理論も、「嵐」という1つのブランドで学べる! 2020年に活動を休止したグループ「嵐」を事例に用い、これ1冊あれば今必要とされる最新かつ実践的なマーケティングを学べる本になっています。

 

グロースマーケティング

「グロース」という言葉がよく使われるようになっていますが、DX時代にプロダクトを持続的に成長させるのが「グロースマーケティング」です。データ活用も含め、デジタル技術を組み合わせて「グロース」させるためのマーケティングの考え方を学べます。

本書は、日本企業のマーケティングにおける課題を解決するための手法として、グロースマーケティングを提唱しています。グロースマーケティングは、DX時代において世界で勝つための企業・事業・製品・サービスの持続的成長にフォーカスした活動です。

 

マーケティングの本をKindle Unlimitedで覗くこともできる

本記事でこれからご紹介するマーケティングの本・参考書がおすすめではありますが、特に初心者・入門者の方にとって、いきなり書籍を購入するのは躊躇われるかもしれません。

そんな方におすすめなのは、Kindle Unlimitedです。初めて会員になる場合、無料体験期間もあるので、タイミングにもよりますが以下のような本を無料で読むことが可能です。

  • 大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる (角川文庫)
  • 世界一わかりやすいマーケティングの本 (East Press Business)
  • 世界を歩いて見つけたマーケティングのヒント
  • はじめてでもよくわかる! デジタルマーケティング集中講義
  • 恐れながら社長マーケティングの本当の話をします。
  • マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 Webマーケッター瞳の挑戦!

費用を抑えつつ、気軽にマーケティングについて学びたい方はKindle Unlimitedのお試し利用もおすすめです。

 

忙しいあなたに!マーケティングの本を"聴く"Audible"

忙しくてなかなかマーケティングの本に手を出す時間がない・・・というあなたおすすめなのが、本を"聴く"ことができるAudible

移動中や何か作業をしながらでも、マーケティングの知識をインプットできます。月額制で毎月1冊選べます。追加で購入することも可能です。

Audibleで聴けるマーケティング本は以下のようなものがあります。

  • 世界一わかりやすいマーケティングの本
  • デジタルマーケティングの定石 なぜマーケターは「成果の出ない施策」を繰り返すのか?
  • 新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方
  • マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

 

初心者におすすめのマーケティング本・13選

では、おすすめのマーケティング本13選を紹介していきます。主に初心者向けなので、理論ばかりが詰まったものというより、実務でどう活用されているか、など具体的なマーケティングのイメージも分かるような本を中心に紹介します。

 

マーケティングの本家・P&Gのエッセンスが詰まった『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』

マーケティングの強い企業として有名なP&G出身で、企業の存続が危ぶまれていたUSJジャパンを再生するどころか、ディズニーと並ぶエンターテインメント・テーマパークにまで成長させた森岡氏。

著者が顧客目線が全然なかったUSJという組織をいかに転換し、現在のUSJの礎を築いたか、その奮闘を知ることができます。また、いかに間違った「差別化」があったのか、値上げをしながら客数を増やしたマーケティング戦略などが解説されています。

マーケティング・おすすめ本

USJを復活させたマーケティング戦略


 

  • 「映画のセレクトショップ」からの転換
  • ハリーポッターのアトラクションができるまでのマーケティング戦略

など、USJ復活の裏側をマーケティング視点で学びたい方はこの本を手に取ってみてください!

今、多くの日本企業が苦境に立たされているのはなぜか? それは技術志向に陥り、マーケティングができていないからだ。日本屈指のマーケターが、ビジネスを劇的に変えるマーケティングの基本をわかりやすく解説。

 

 

森岡毅さんの本については別記事でもまとめています。

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マーケターはデータを分析していればよいのか?『顧客起点マーケティング』

マーケティングといえば、「データを分析し、それをもとにマーケティング施策を打ち出す」といったイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、これはひとつの側面にしか過ぎず、むしろ数字に依存し、統計的な顧客像をもとにした施策は顧客の心に刺さらないことがほとんどです。

マーケティング 本「顧客起点マーケティング」

9セグマップ

本書で紹介される9セグマップに沿って自社の顧客をセグメントし、それぞれのセグメントでN1インタビューを行うだけで、マーケティング施策につながる「アイデア」を発見できます。

「スマートニュース」を急成長に導いた西口氏が、その戦略やフレームワークを解説してくれています。目の前の顧客に向き合うだけで、マーケティングを通じた大きな成果をいかに得ることができるか、イメージさせてくれる本です。

P&G出身、ロート製薬にて化粧水「肌ラボ」を本数ベースで日本No.1へ スマートニュースではiPhoneアプリランキング100位圏外から1年でNo.1へ。 本書では、著者の西口一希氏が確立したフレームワークの理論と実践を全公開します。

 

マーケティングでは相関ではなく因果関係を!『ジョブ理論』

マーケティングにおけるデータ分析が陥りがちな罠が「相関」と「因果」を混同することです。どんな顧客に売れているのか、年代や性別、職業などの属性で顧客を細分化しがちです。

もちろん、マーケティングではセグメンテーションが基本のひとつではあるのですが、このような属性だけでは、商品やサービスの購買における「相関関係」しか明らかになりません。

 

顧客がそのプロダクトに辿り着くには、企業からは見えないさまざまな背景があります

どんなことを解決したくて、その顧客がどのようなチャネルやタイミング、心理で「購買」に踏み切るのか。この「因果関係」を明らかにしていくうえで、本書の「ジョブ理論」の考え方が非常に有用です。

マーケティング 本「ジョブ理論」

ジョブ理論

ミルクシェイクを例に取ると

・文脈:長い車通勤の車中で朝食を取りたい。運転しながら、すぐになくならないもの

・機能的価値:甘くてすぐに飲み切れない(長持ち)。ホルダーに収められる。

・感情的価値:朝からチョコレートを食べるのを回避。同僚に見られても恥ずかしくない。

 

レビュー記事もありますので、興味のある方は併せてご覧ください。

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また、「ユーザー体験」という視点で深堀りしていくには、以下の記事もご参考ください。

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★破壊的イノベーション論のクリステンセン教授が  「人はなぜそれを買うのか?」を解き明かす!"

 

真の競合をどう見極め、市場を「作る」か『「行動デザイン」の教科書』

商品やサービスの機能面だけでは差別化が図りづらくなり、低価格競争に陥ることもしばしばあります。その一因は、「プロダクト」を起点にSTPや4Pといったマーケティング戦略を打ち出していることにあります。

先ほどの「ジョブ理論」に通ずる部分もある本書は、顧客の「行動」からプロダクトのコアな価値やその打ち出し方(コミュニケーション)を考えていくことで、市場を作ったり拡大したりできる、としています。

マーケティング 本「行動デザインの教科書

また、「行動デザイン」の考え方に沿うことで、「真の競合」が見えてくるでしょう。商品・サービスと顧客を結ぶ「行動」を解明すれば、自ずと顧客視点になれます。

マーケティングで重要な「顧客視点」をより実践的に理解したい方におすすめの本です!

「人を動かす」ことがマーケティングの目的であり、〈行動デザイン〉の目的です。 右肩下がりの日本市場では、今までのマーケティング戦略が通用しなくなったと言われています。良い商品を作れば売れる、広告すれば売れるという時代は終わりました。 「買う」「使う」といった「行動」を誘発する新たな〈行動デザイン〉発想は、マーケティングの成功をもたらす新戦略となることでしょう。

 

顧客の「心理」を理解する重要性『シュガーマンのマーケティング30の法則』

本場アメリカでダイレクトマーケティングのさまざまな成功を収めてきた著者による、顧客の心理を踏まえたマーケティングの考え方が多面的な切り口から解説されています。

マーケターとして、顧客の心理がどう動き、購買する・しないといった選択に影響しているのか、これを理解する重要性は言うまでもありません。学問的なレベルまではいかなくても、「心理学」の基礎を抑えておくとマーケティングの業務に活かせる点も多いでしょう。

本書は、マーケティングと心理の関係を理解するのにはうってつけの一冊です。

著者は米国のダイレクトマーケティングの世界で大きな成功を収めた人物だ。カタログ販売やテレビのショッピング番組で売り上げを左右するのは言葉の力だと言う。たった1つの表現、説明の順序、力点の置き方を工夫するだけでセールスの成績は劇的に上がると言い、そのノウハウを30のポイントに絞って明かす。また、通信販売のみならず、人的販売の現場でも応用できるように解説を加えていく。

 

デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法(MarkeZine BOOKS)

デジタルマーケティングの本ではありますが、そのなかで「マーケティングとは」をわかりやすく解説。「マーケティング」の定義は人によって様々ではありますが、「売れる仕組みづくり」に加えて、消費者側に立って「買いたい気持ちづくり」と定義しています。

そのうえで、マーケティングを推進するうえでの優先度について本質的な視点を提供してくれています。

本書は、いわゆる「新規とリピート」の観点から顧客について多角的に分析。 デジタル時代における、新規顧客と継続顧客、さらにはロイヤルカスタマーを どのように生み出し、デジタルの接点を通じてコミュニケーションし、 強固な売上の土台を築いていくか、その基本的な考え方をまとめました。

 

現代の最先端のマーケティングを学ぶ『革命のファンファーレ』

2020年、新型コロナウィルスが到来し、特にオフラインを中心としたビジネスが大打撃を受けています。

そこで注目されていたひとつの施策が「クラウドファンディング」を活用した資金集めです。「前売り券」などの形で、そのお店やタレントなどのファンが従来の活動が制限される事業者を応援します。

実は、このクラウドファンディングや、オンラインサロンといった活動を何年も前から展開していたのが著者の西野亮廣氏です。この当時に書かれていたことが、まさに2020に世間に浸透していることがよく分かります。

「顧客」ではなく「ファン」を増やすことの重要性、いかにファンを増やしていくか、など常に時代の最先端を走る著者が、マーケティングや広告における考え方を記しています。

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお金の作り方と使い方"と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。

 

西野亮廣氏関連の書籍まとめはこちら

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事例も交えながらマーケティングのフレームを学べる『マーケティング大原則』

マーケティング自体が幅広いですが、数値や理論を駆使した複雑なものというイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、マーケティングの原則自体は実にシンプルです。

基本となるフレームを理解し、いかに実践できるか。本書は、マクドナルドや、ポケモンGoの生みの親であるナイアンティックのマーケティングで活躍した著者が、その経験も交えながらマーケティングの原則を分かりやすく解説しています。

P&G、マクドナルド、ナイアンティックなどで活躍する著者が実践してきた成功法則を、マーケティングの問題別に参照できる「教科書」&「実践書」。さまざまな事例と原則で売るための仕掛けを解説する。

 

「熱量」が人を動かす『マーケティング・ビッグバン』

著者は、日本ロレアルでデジタルマーケティングを推進し、インスタグラムのマーケティングにも携わった経験のある長瀬氏。デジタルマーケティングが発展するなかでも、ユーザーや顧客と向き合う重要性は変わりません

そして、現場でユーザーや顧客を動かすのは、やはりサービス提供者の熱量です。マーケティングにおける熱量の位置づけなど、これからの時代に必要なマーケティングの常識に触れることができる一冊です。

インスタグラム・ジャパンの初代代表責任者を務め、 日本初のCDOとして日本ロレアル、LDH JAPANでの活躍を経て独立、 フォーブスやGQでも特集された 今最も注目される若手経営者&カリスママーケター、初の著書!

 

普遍的なマーケティングの基礎を習得するなら『グロービスMBAマーケティング』

ビジネススクールとして多くの人に知られる「グロービス」が、その講義内容や知見をもとにマーケティングの原則を多面的にまとめた一冊です。

マーケティングにもさまざまな領域がありますが、それらを網羅し、一読すれば「ポジショニング戦略」や「コミュニケーション戦略」、「マーケティングリサーチ」など、知識として得ることができるでしょう。

学術的なテイストはありつつも、読んだ人が理解を深められるような具体的な事例も多くあり、網羅的に学習したい人には特に本書がおすすめです。

ポジショニング、コミュニケーション戦略、ブランド戦略、マーケティングリサーチ…… マーケティング理論の基礎から応用まで、この1冊で体系的に学べる!

 

本場アメリカのマーケティングエッセンスを学ぶなら『ハイパワー・マーケティング』

マーケティングの本場はアメリカです。日本と比較して国土が広く、全ての顧客のもとを訪問するには無理があり、そのなかでいかに顧客を獲得するか、という文脈で「マーケティング」が発達しました。

そのアメリカで「バイブル」とされるのが本書です。どちらかというとデジタルを駆使したマーケティングの内容もありますが、リアルなマーケティングにも活用できる内容ばかりです。

これまでに1万人の経営者を指導してきた全米トップマーケターのジェイ・エイブラハム。彼の代表作とされる伝説の名著が新訳で復刊。経営の細かな改善点を豊富な具体例で解説。実践すれば売上アップは間違いなし!

 

本質的な価値の見抜き方『マーケット感覚を身につけよう』

インターネット社会では情報がオープンになり、特に機能的な価値はすぐに真似されてしまいます。ラーメンの味などは典型的な例でしょう。

そこで、現代のマーケティングで重要なのが消費者が商品やサービスに対して感じる本質的な価値を見抜くことです。それは必ずしも機能的な価値ではなく、感情的な価値や社会的な価値かもしれません。

有名なブロガーであるちきりんさん著のこの本では、分かりやすい文章でマーケット感覚の身につけ方を教えてくれています。この本を読むと、世の中の見方がきっと変わるでしょう。

いたる所で市場化が進み、不確実性が高まるこれからの社会では、 英語力や資格などの個別のスキルよりも、 「何を学ぶべきか?」「自分は何を売りにすべきか?」という 「本質的な価値」を見抜く、一段上のレベルの能力が必要になります。 その力を、本書では「マーケット感覚」と命名しています。

 

 

今後のマーケティングを知るには『アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40』

2020年を語るうえでやはりコロナの影響は外せません。コロナによって、ビジネスモデルの転換を余儀なくされた企業も多いでしょう。マーケティングの形もデジタル時代の波のなかでコロナが襲来し、マーケティング活動の中身や意義も問われています。

コロナによって変わったこと、あるいは元々変化しつつあったのがコロナで加速したこと、などを見極めながらマーケティング戦略を組み立てていく必要がありますが、本書ではアフターコロナのマーケティング戦略をトップマーケター2人が解説しています。

「追うべきは、時代の変化ではない。顧客の変化である」 P&G ヘンケル ワールド マクドナルド ファミリーマートなど「V字回復請負人」足立光と、P&G ロート製薬 ロクシタン スマートニュースなど手がけたブランドを次々No1に導く西口一希、日本最強のマーケター2人が語る、これからのマーケティング戦略

 

<おまけ>デジタルマーケティングの本質を理解するにはこの一冊『デジタルマーケティングの定石』

新型コロナの影響もあり、企業のマーケティング戦略を考えるうえで「デジタルマーケティング」は無視できなくなってきています。しかし、「デジタルマーケティング」を何となく始めて何となく失敗するケースが後を絶ちません。

著者は、「AIアナリスト」というサービスで莫大な量のページを解析し、その知見からデジタルマーケティングの定石を導き出しています。

デジタルマーケティングができること、そしてできないことを理解したうえで、マーケティング戦略に組み込むことが大切です。

本書は、デジタルマーケティングの限界も含めて解説してくれており、これからデジタルマーケティングを担当していく方や興味のある方におすすめの一冊です。

本書を読んで、デジタルマーケティングの「定石」を理解すれば、最新テクノロジーやバズワードに振り回されることなく、デジタルのよさを最大限に成果につなげられます。 さらには、デジタル化によって事業を速やかに再構築し成長させる「デジタル戦略」「DX戦略」立案の一助になるはずです。

  

<応用編>上級者のおすすめのマーケティング本

本記事ではおもに初心者向けのマーケティング本をご紹介していますが、マーケティングの基礎を理解・実践している方におすすめの本もいくつか掲載しておきます。

 

リーダーにもおすすめ!『マーケティングとは「組織革命」である。』

マーケティングでは、商品やサービスを創造し、それを顧客に届けるまでの全てのプロセスに関わります。言い換えると、部署などの壁を超え組織全体に横串を刺し、それぞれが機能するように設計したり、時には泥臭いコミュニケーションや交渉をしたりといったことが求められます。

森岡氏がUSJを立て直せたのも、マーケティングのトップとして組織を動かし、「マーケティング脳」を定着させることができたことが大きいです。そんなエッセンスなどが書かれているのがこの本です。

なぜ、日本企業はマーケティングを活かせないのか? なぜ、あなたの提案は通らないのか? 実戦経験を極めた著者が、あなたを成功に導く新しい<組織論>

 

「確率」をマーケティング戦略に応用する『確率思考の戦略論』

マーケティングに取り組むうえで、最低限の数学的な素養が必要です。

その前提で、自社が達成したい売り上げや利益の目標から逆算し、どのような層に対してどれだけの認知が必要で、そのためにどのような施策を行うか、といったプランニングに必要な確率的な考え方を学べる本です。

マーケティング・おすすめ本

確率思考の戦略論

マーケティングの基礎を理解しており、より踏み込んで戦略を練りたい方は必見です。

「ビジネス戦略とは確率論である」「成功確率はある程度操作できる」「需要予測はそのための有用な道具である」など、企業戦略に役立つ智慧と数式が詰まった上級者向けのマーケティング実践書。

 

「信用」が重視される時代のマーケティングとは?『THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす』

マーケティングといえば、「広告」のイメージも未だに根強いですが、現代は誰もが情報発信を行えるため、いわゆる「誇張広告」は通用しなくなっています。

「信用」が重要視される時代において、マーケティングに携わる者として備えておくべき素養や考え方が解説されています。

具体的なマーケティング事例も盛り込まれていますが、海外の本の翻訳であること、マーケティング初心者にはやや抽象的でレベルが高いことから、応用編に入れています。

・潜在顧客を探し出す方法 ・対象となるマーケットとの信頼関係の築き方 ・顧客が自認する「ストーリー」へのアプローチ法 ・緊張状態を作り出したり解消したりするチャンスの見つけ方

 

マーケティングの真髄・消費者心理の理解に役立つ『「欲しい」の本質』

マーケティングを考えるうえで、消費者の深層心理を理解することが欠かせません。

一方で、「ニーズ」の段階では消費者本人がそれに気づいていない・言語化できないことも多く、マーケターとしてはこれを先回りし、商品やサービスに活かし、その「インサイト」を突いたプロモーションを行うことが大切です。

「インサイト」について深い洞察が入ったおすすめのマーケティング本です。

本書では、このインサイトの定義、見つけ方に留まらず、 どうやってビジネスで生かすのかといった実践までを、豊富な事例とともに解説します。 著者が600件以上の案件で培った、そのフレームワーク、メソッドを体系的に公開しています。

 

データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

こちらもマーケティングの基礎を理解した方向けの本となりますが、「データ・ドリブン・マーケティング」は非常におすすめ。

マーケティングは非常に守備範囲が広いことは触れた通りですが、特に「認知」や「比較検討」など、直接的に売上に結びつかないマーケティング施策の効果測定が課題とされています。

今では様々なデジタルテクノロジーの発展もあり、データをうまく活用したマーケティングをできるかどうかで業績が大きく分かれているとのこと。データ・ドリブン・マーケティングの真髄「成果の測定」の考え方、重要な指標を学びたい方に読んでほしい本です。

「ウェブ時代のマーケティングの要諦はデータの可視化と成果の測定に尽きる」データにもとづいたマーケティングの意思決定によって業績を伸ばしたい経営者・マーケティング幹部必読の書である。

 

ブランディングの科学 誰も知らないマーケテイングの法則11

マーケティングの実務をある程度経験した方に、マーケティングの原理や法則を再確認するのにおすすめの一冊がこちら。

マーケティング・デジタルマーケティングに関わっていると、どうしても目先の数字や手法に翻弄されがちです。新しいテクノロジーやバズワードに惑わされ、マーケティングの基本を見失うことも多いのではないでしょうか。

この本は、そんなマーケターが立ち返る場所でもあり、マーケティングの"常識"にも一石を投じるような内容が詰まっています。

かのP&Gに影響を与えたマーケティングの名著が遂に発売。コトラーなどのマーケティング主流派に異論を唱え、新しい視点からマーケティングやブランドの育成方法を提案する。コトラーを超える最新マーケティングの神髄。

 

 

マーケティング・リサーチを学べる本

マーケティングはトータルで考えると非常に長いプロセスですが、その始まりは基本的に「現状把握」「分析」です。言い換えると「マーケティング・リサーチ」となります。

特に、マーケティングのデジタル化が進んでからはデータをもとに施策を練ることが基本となっています。簡単に膨大なマーケティングデータが手に入るなかで、正しく数字と向き合えるかが大きな分かれ目となります。

 

マーケティングリサーチとデータ分析の基本

マーケティング・リサーチの本はマーケティングの内容というよりも統計学的・学術的な内容の本が多いなか、リサーチ会社の中の人が実践的なマーケティング・リサーチやデータ分析の基本を記しています。

マーケティング・リサーチはそれ自体が目的ではなく、プロダクトのコンセプトや施策などの意思決定に活かすものです。理論と実践を結びつけてくれる本として非常におすすめです。

本書では「これからマーケティングリサーチやデータ分析を始めたい」「デジタルマーケティングやデータ・ドリブン・マーケティングの始めかたがよくわからない」というビジネスパーソンやマーケターの方に向けて、データとの向き合いかたや、データ分析の基本、データを活用したビジネスの意思決定の第一歩を踏み出すキッカケを提供できればと思います。

 

マーケティングリサーチの論理と技法

マーケティング・リサーチをより理論的・本格的に学びたい方におすすめなのが本書。非常にボリューミーですが、マーケティング・リサーチについて網羅的に解説されています。

現代マーケティングリサーチの決定版テキストを全面改訂。マーケティングリサーチにとって必要な領域をできる限り多く網羅する。

 

 

「マーケティング」は非常に範囲が広い

そもそも、「マーケティング」とは何を指すのでしょうか。定義を調べてみると、著名なマーケターや学者それぞれで定義が異なることからも明らかで、非常に広い概念です。

ざっくりと「商品やサービスが顧客に購買され続ける仕組みを構築すること」と言われることも多いですが、商品企画から開発、プロモーションや広告、営業や販売まで、あらゆる業務に関わってきます。

英語の"marketing"を分解すると"market"と"ing"で、"market"は「市場」であるため、マーケティングは「市場創造にまつわる一連の活動」と捉えることもできるでしょう。

 

マーケターとは?

マーケティングの定義が幅広いように、「マーケター」の定義も人によってまちまちです。「良い広告を作れる人」「戦略を策定できる人」「マーケティング・オートメーションを運用できる人」「SNSでファンを増やせる人」などなど・・・

マーケティングの大家の一人、森岡毅さんは著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」のなかで「マーケターとは、会社を儲けさせることができる人」「マーケティングができる人」といった定義をしています。

抽象的にはなりますが、様々な手法は使いこなせることは前提で、顧客と会社に価値をもたらす人をマーケターと呼べそうですね。

森岡毅さんのマーケティングを中心とした本は以下の記事にもまとめています。

www.itsportsbiz.work

 

なぜ、マーケティングか?

モノがまだまだ行き届いておらず「作れば売れる」時代であれば、マーケティングは不要といえます。しかし、モノが溢れる現代で少子高齢化と人口減少が待ち受ける日本において従来の「売り方」では長続きしなくなっています。

その苦しい状況を打開するキーワードのひとつが「マーケティング」です。

日々、無数の広告や情報を受け取り、人口減少も相まって競争率が高くなるなか、マーケティングの考え方を駆使して「顧客」に視点を移し、解決したい課題やその「文脈」などを徹底的に分析することが大切です。

プロダクトやサービスを売り手目線で「伝えたい人」ではなく、顧客目線で「伝えてほしい人」を見極め、情報や価値を伝えていくうえで、ぜひ本記事でご紹介するマーケティング本を参考に、初心者の方でもマーケティングやその考え方を吸収していただければと思います。

 

「顧客目線」といえば、UX(ユーザー体験)の理解も欠かせません。UX/UIについても別記事で触れているので、併せてご覧ください。

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マーケティングを勉強するメリット

マーケティングは、いわゆるマーケターだけのためのものではありません。商品やサービスを作るところからお客様に届けるまでの一連のプロセスであるがゆえに、営業マン・クリエイター・バックオフィスといったあらゆる職種の人に必要な考え方です。

私自身、エンジニアを本業としているなかでマーケティングを時間をかけて学び、そのおかげで特に「なぜ?」という部分をより考えられるようになり、ものごとの本質に迫れるようになりました。

マーケターでない方でも楽しみながらマーケティングを勉強できる本を厳選しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

マーケティングのプロセスをざっくりと可視化

私なりのイメージとしてはこんな感じです。

マーケティング プロセスイメージ

たとえば、マーケティングといえば「広告」や「プロモーション」などのイメージが強い人も一定数いますが、マーケティングを俯瞰して考えると広告はほんの一部でしかありません。

これだけ範囲が広い故、マーケティングの「本」においても世の中には色々な本があります。マーケティングを勉強してみたい方、すでにマーケティングに関わっているがより理解を深めたい方は、時間が限られるなかでどの本を選ぶか迷う人も多いかもしれません。

先ほどの図にこれからご紹介する本をざっくりとプロットしてみるとこんな感じです。

マーケティングおすすめ本プロット

 

マーケティング本の選び方

マーケティングの重要性・注目度が高まっているのもあり、近年はマーケティング・デジタルマーケティングの本が増えているように感じます。特にマーケティングをこれから学びたい初心者におすすめの本の選び方をご紹介します。

最終的には、マーケティングの全体観を掴めるような網羅的な本で知識を体系化していく必要はありますが、入り口としては特定の企業の一連の具体例を追体験しながら、「マーケティングとは」を掴んでいくのが良いでしょう。

マーケティングの理論そのものは割とシンプルですが、それが実務やビジネス成果にどのようにつながるのかをイメージできる本がおすすめです。

その意味で、冒頭の「マーケティング おすすめ本 TOP5」でも挙げた「顧客起点マーケティング」や「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」は、マーケティングの最初の本として必読といえます。

  

マーケティングはビジネスパーソンの必須科目?

マーケティングは、実はマーケターだけが使うものではなく、極論すると全てのビジネスパーソンに必須のナレッジ・スキルともいわれています。

商品やサービスをより多くの人に届けるために必要なものでもありますが、マーケティング的な考え方は身近なところでいえば上司や部下、家族や友人とのコミュニケーションなどにも転用できます。

マーケティングを使う仕事をしていなくても、ぜひ学んでみることをおすすめします。

 

今回は、「マーケティング」にフォーカスしておすすめ本をご紹介しましたが、本ブログは主に「スポーツビジネス」に関する情報を発信しています。スポーツビジネスに関するおすすめ本も以下で紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。

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