スポビズ研究所

スポーツビジネス勉強日記です。島根県出身で現在は相模原市在住。普段はSEをしているアラサーがスポーツビジネスについて語ります。

『プロセスエコノミーとは?』理解が進むおすすめ本|新しいビジネスモデル

近年、「プロセスエコノミー」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか?コロナの激動の時代のなか、「プロセスエコノミー」を起点としたビジネスモデルが増えています。

本記事では、「プロセスエコノミー」の理論や実践を理解するためのおすすめ本をご紹介します。

 

プロセスエコノミーとは?おすすめ本をご紹介

プロセスエコノミー・おすすめ本

 

 

「プロセスエコノミー」とは?

プロセスエコノミーとは、言葉の通り「プロセス」で成り立つ経済のことです。ビジネス文脈でいえば、商品やサービスの「プロセス」をお客様に売ることを指します。

プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる」 の編集者である箕輪厚介さんがVoicyで詳しく解説していたので、ご参考までに。

プロセスエコノミー解説1 | 箕輪 厚介「ミノトーーク!」/ Voicy - 音声プラットフォーム

プロセスエコノミー2 | 箕輪 厚介「ミノトーーク!」/ Voicy - 音声プラットフォーム

プロセスエコノミー3 | 箕輪 厚介「ミノトーーク!」/ Voicy - 音声プラットフォーム

 

なぜ、「プロセスエコノミー」か?

プロセスエコノミーがここまで注目されるようになってきたのには理由があります。

まずは、SNSやインターネットの発達でサービス提供者と消費者がダイレクトにつながるようになったこと。ダイレクトに発信できることで、最終形の商品やサービスだけでなく、その「プロセス」も公開できるようになりました。

 

次に、「サブスクリプション」との親和性も関係しています。サブスクリプションといえば、「定期的な収入」というイメージも強いですが、本質的には消費者との接点の増加がポイントです。

接点が増えれば、当然ながら「プロセス」を存分に発信できます。

 

最後は、「プロセス」の希少価値が非常に高いことです。プロセスエコノミーを代表する一人である西野亮廣さんがよく「宮崎駿が作品を作るライブ映像を定点で視聴できれば、高いお金を払っても買う」と言っています。

作品は一度公開されてしまえば、見られ続ける限りは時間が過ぎても巡り合うことができます。しかし、作品が生み出される瞬間は、一度しかありません。「プロセスエコノミー」は、希少価値をファンに届けるのと引き換えに、大きな売上につながる可能性を秘めています。

 

オンラインサロンで感じる「プロセスエコノミー」

「西野亮廣エンタメ研究所」では、2020年でいえば映画「えんとつ町のプペル」の制作やマーケティングを進めるプロセスを覗くことができました。

コロナという逆風、メジャー作品と比較して知名度の低い作品をどう届けるのか、リアルタイムで見たいという人も多かったようで、映画公開直前から公開後にかけて、急激にサロン会員が増えていました。

本人としても、サロンの会員数は安定的に結果を残している時より、大きな挑戦を仕掛けている時にたくさん増えるとVoicy等でコメントしています。まさに「プロセスエコノミー」の価値の高さを表しているのでしょう。

 

「プロセスエコノミー」がお金の流れを変える

ビジネスをするうえで、お金の流れを設計することが重要です。しかし、予算は限られており、よほどの大資本がない限り予算だけで他の作品を大きく超えるのは難しいでしょう。

しかし、プロセスエコノミーを活用し、作品が完成する前から売上を見込むことができれば、予算の組み立て方が変わってくるでしょう。競合が完成品の売上で経営を成り立たせているのであれば、たとえばプロセスエコノミーで一定の予算を作り、広告に莫大な投資をする、といった戦略も可能です。

 

また、作品を作るプロセスを売れるのであれば、世間にニーズに合わせた「完成品」に囚われる必要がなくなります。「自分が作りたい作品」に傾倒できるため、結果的にユニークな作品となり、完成品としても評価されることもあるでしょう。 

 

 

プロセスエコノミーのおすすめ本

前置きが少し長くなりましたが、大きな可能性を秘めたプロセスエコノミーを学ぶおすすめ本をご紹介します。「プロセスエコノミー」を体系立てて説明している本はまだありませんが、その本質の理解に参考になる本です。

 

【7/28 発売予定】プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

2021年7月末には、IT評論家の尾原和啓氏が「プロセスエコノミー」と題した本を出版する予定です。

「プロセス」がどんな価値があり、人々が共感するメカニズムから具体的な実装方法まで、体系的にまとめられるようです。

けんすう氏や西野亮廣氏とも親交が深く、理論・実践に精通している尾原氏が、プロセスエコノミーをどのようにまとめるのか、楽しみですね。

完成品ではなく「制作過程」を売る! 〝良いモノ〟だけでは稼げない時代の新常識。プロセスエコノミーはこれからを生きる全ての人の武器になる。

ちなみに、この本自体も「プロセスエコノミー」を活用して進めているようです!予約開始に際し、著者・尾原和啓さんと編集者・箕輪厚介さんによる対談動画も公開されています。


www.youtube.com

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)

まずは、「プロセスエコノミー」が代名詞でもある西野亮廣さんの著書。オンラインサロンでは、2020年に公開された「映画 えんとつ町のプペル」のプロセスをサロン限定で公開。映画制作をプロセスとして売ることで、オンラインサロンの売上を映画の宣伝に使っています。

プロセスエコノミーに不可欠な「信用」についてもわかりやすく解説。プロセスエコノミーを軸にビジネスを成長させたい方には必見の一冊です。

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお金の作り方と使い方"と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。

 

人生の勝算 (幻冬舎文庫)

「メモの魔力」で知られる前田裕二氏の著書。「SHOWROOM」というライブ配信プラットフォームも、プロセスエコノミーを体現できる場を提供しています。

前田氏の原体験そのものが「プロセスエコノミー」の本質に触れているように感じました。ぜひ、この本は手に取ってみてください!

お金を稼ぐために始めた路上ライブで、少年は人生とビジネスの本質を知った――。人は絆にお金を払うと気づいた少年期から、ニューヨークで奮闘した外資系銀行員時代、仮想ライブ空間「SHOWROOM」立ち上げ前夜、SNSのもたらす未来、己の人生のコンパスまで――。大注目の若き起業家が全力で綴った、魂が震え、涙が溢れるビジネス書。

 

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書)

ファンベースとは、ファンを大切にして中長期的に売上や事業価値を高める考え方です。その手段のひとつとして、ファンに表裏なく企業の内面含めてさらけ出すことで共感や信頼を獲得するものがあります。

直接「プロセスエコノミー」という言葉は使われていませんが、プロセスエコノミーを理解するうえでファンベースを学ぶのは非常に効果的です。

人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。

 

 

プロセスエコノミーを実践できるサービス

「プロセスエコノミー」への注目の高まりから、プロセスエコノミーを実践できるプラットフォームが増えています。

 

00:00 Studio

クリエイターが作業中の様子をライブ配信するプラットフォームです。どのように作品作りが進んでいるのか、その瞬間にしかないコンテンツを配信し、売上につなげられます。

作業中×ライブ配信 - 00:00 Studio

 

Youtube

プロセスエコノミーにYoutubeを活用することもできます。投げ銭機能もついているため、「00:00 Studio」のような使い方も可能でしょう。

また、メンバーシップ機能もあり、会員限定で様々な舞台裏をコンテンツ化していくこともできます。

 

クラウドファンディング

クラウドファンディングのリターンとして作品や商品ができるプロセスを公開し、支援金を集める使い方でプロセスエコノミー化できます。クラウドファンディングは「信用」を換金する装置であり、信用度の高い方には親和性の高いプラットフォームです。